2011/06/30

15年目の夏が来ました。

1997年からツール・ド・フランスを撮影し始め15年目。
以来、7月は必ずフランスの大地で連日繰り広げられる、ツールと共に生活してきました。

中学生のころからツールをテレビや雑誌で観て、20代になると「ツールをもっと多くの人に知って貰いたい」「ヨーロッパの自転車レースシーンを通し、彼らのライフスタイルを知るなかで、逆に、日本における日々の生活を再発見出来たらいいな」・・・そんな気持ちで撮影しはじめました。もちろん今でも、その気持ちに揺らぎはありません。

2008年より、スペイン・バスク地方のチーム『エウスカルテル・エウスカディ」に密着取材させてもらい、自転車レースを生業としている選手や、それを支えるスタッフを写真に収めてきました。

今年も、彼らと3週間強に渡って、フランスを1周します。
喜怒哀楽を共有し、それらが写真から感じて頂ければと思います。

当ブログでは、期間中出来る限り毎日更新をしてまいります。
リンクフリーですが、ご一報いただけたら、さらにうれしいです。


今年のコースは、例年と比べると、ちょっとした変化があります。

まずは、例年ですと、初日は10km未満の個人タイムトライアル「プロローグ」から始まりますが、今年はマスドスタート(一斉スタート)による通常のロードレース。

2日目にはチームタイムトライアルが行われます。いままでだと50km前後で争われてきましたが、今年はおよそ20km。とても短い距離になりました。

あとは、タイムトライアルが1回のみです。近年は2回でしたから、最後まで混戦になった場合、この1回が厳しく明暗を分けると思います。

ピレネー山脈ステージでは、ツールマレー峠を。後半の山場、アルプス山脈ステージでは、ガリビエ峠を2度通ります。いずれも私が大好きな絵になる山です。