2011/07/28

つぶやき


帰国したはいいが、完全に時差ボケです。
大量の画像処理をしながら、エウスカルテルのtwitterをみていたところ↑発見。

Thanks for all Flecha! You are the number one, your photos are the best.

・・・と。Flechaは私のあだ名。

Thanks for Euskaltel-Euskadi! You are the number one, your team is the best!

2011/07/25

パリにゴールしました


3週間の道のりを経て、パリにゴールしました。
帯同させてもらっていたエウスカルテルチームは、
エースのサムエル・サンチェスが山岳賞となりました。

チームにとって大きな勝利です。

ジェネラルマネージャーのミゲールからは、
「フレッチャ(私の愛称)、きみはチームの一員だ」と言われました。

良いチーム。良き仲間とかかわれて、とても幸せです。

2011/07/23

最後の最後で


最後の最後で逆転劇。
オーストラリア人として初のマイヨジョーヌ。

アンディ・シュレックは少し気負い過ぎたかな。
対するエバンスは集中とリラックスのバランスが素晴らしかった。

さすがベテラン。

さて、これからパリまで570kmぐらい移動。今晩は途中まで行きます。

2011/07/22

アルプス最終日


アルプス最終日はスキーリゾート地、ラルプ・デュエズにゴール。

15年前、私が初めて来たとき、パンターニが疾走していったのを記憶しています。


さて、今日は前年の覇者コンタドールが意地を見せ、ラルプ・デュエズでの戦いを

牽引しました。残念ながら区間賞は逃したものの敢闘賞です。



エウスカルテルのサムエル・サンチェスは山岳賞となるマイヨアポアルージュを奪還。

今日以降は山岳でのポイントはないので、実質山岳賞確定です。

あとは、無事にパリにたどり着くだけ。



フランス国内で今ツールを盛り上げたヴォークレールはマイヨジョーヌこそ失いましたが、

多くのフランス人の記憶に残った走りをここまでしたでしょう。


さて、明日は個人タイムトライアル。

頂上決戦は一分のミスも許されない白熱した戦いとなるでしょう。

2011/07/21

ガリビエ峠


イタリアからフランスへ戻るステージでした。

今回のツールの目玉は、ガリビエ峠を二日続けて登る日程。

その一日目で優勝候補本命のアンディ・シュレックがついに動きました。


ピレネーやアルプス手前では、不調説も流れていました。

しかしながら、今日はそれを一蹴する会心の走り。



マイヨジョーヌのヴォークレールは予想に反して今日も死守。

好調のエバンスをマークするフランク・シュレック。

しっかりエバンスの顔色を伺っています。



そして、エウスカルテルのエース、サムエル・サンチェスですが、

遅れてしまいました。

山岳賞ジャージ争い2位につけていましたが、さすがの山岳スペシャリストも

いよいよ疲れが溜まってしまったようです。


明日はガリビエ峠を越えて、数々の勝負伝説を作ったラルプ・デュエズにゴール。

今日はアンディ・シュレックが活躍しすぎてしまったので、沿道の人たちは

「ああ。ツールが終わった」と言ってました。


が、しかし、最後までわからないのが勝負というもの。

さぁどうなるか。

2011/07/20

アルプスステージはじまりました

今日のツールはフランスから国境を越えてイタリアに入国しました。

標高2000m超のセストリエールで撮影。

とてもさわやかな陽気。


夕食はもちろんイタリアン。

スタッフ共々、みんな幸せそうな表情で、大はしゃぎしながらおいしくいただきました。


2011/07/19

24時間が短く感じます。

レースを追っていると一日が短く感じます。

明日はアルプス初日。
ゴールはイタリアです!

2011/07/18

オランジュでの休息日


南仏オランジュでの休息日は、気持ちよい陽気でした。
チームは小一時間のトレーニング。

スタッフはおのおのの仕事を終えた後、午後はプールで子供のようにはしゃいでました。

明日からアルプスに向かい始めます。今日充電した力を残り一週間で発揮します。

2011/07/17

南仏の日曜日

今日は日曜日。バカンスの移動で東西南北に動くクルマの渋滞に一日翻弄されました。
明日は休息日。ちょっとだけ朝寝坊できます。

バスク民族音楽


昨日紹介したバスク民族音楽のムービーです。
撮影もしながらなので、映像が乱れますが楽しそうな音楽なので是非どうぞ。

2011/07/16

ピレネー最終日



今日はピレネーステージ最終日。

ようやくお天道様も顔を見せてくれました。



気温こそ30℃を越えてますが、湿度が低いので、そよ風が心地よいです。



最後の山は標高1780m。

今日も多くの観客が押し寄せました。



一昨日、区間賞を獲ったエウスカルテルチームのサムエル・サンチェス。

今日もバスク人の応援に背中を押されて健闘しました。



ここのところ逃げをしていたルーベン・ペレスもバスク人たちの

熱烈な声援を受けていました。


最後の選手が通りすぎるまで、惜しみない拍手がピレネーの山奥で響いていました。

2011/07/15

ピレネー2日目


エウスカルテルの本拠地、バスク地方から応援団が来ました。

太鼓と笛による楽曲なんですが、どことなく優しい曲調です。
今日は一日中、このメロディーが頭の中でリピートしていました。




ピレネーはオービスク峠。細い山道を果敢に攻めていきます。


ガードレールはないので1人で走っていると、ちょっと怖いです。

7/14


ピレネー初日の7/14はフランスの革命記念日でした。
祭日ということと、エウスカルテルの本拠地バスク地方からもほど近い
ということで、沿道には多くの観客が押し寄せました。


最後300mまで2人で登ってきました。


バスクから来た観客の熱狂とは対照的に冷静なレース運びです。


結果は、区間優勝。ついでに山岳賞となる水玉模様のマイヨ・アポアルージュも獲りました。


チームメイトのアシスト陣たちも顔がほころびます。
個人の優勝でありながら、自転車競技ならではのチームとしての勝利を感じさせる瞬間です。


副監督のゴルカ(左)とツールでマイヨ・ジョーヌも来たことがある、
監督のイゴール(右)が抱き合って喜びます。

(このあと、私も抱き合って喜び合いました)

・・・と、ここまでハッピーな一日でしたが、このあと帰り道は大渋滞。
ホテルにチェックインしたのが23時。

スタッフも私も非常に疲れた一日でしたが、サムエルの勝利がこのチームに
元気を与えたのはいうまでもありません。

この一勝のために選手もスタッフも戦っています。

2011/07/13

折り返し


本日も朝からぐづつきました天気。スタート前に雨具の準備が欠かせません。


ツールが始まってからというものの、エウスカルテルチームは
日替わりで必ず逃げをうちます。もっとも、捕まってしまいますが・・・


今日はツールの日程上、折り返しの日。ただ、これから山岳の文字通り山場が
始まるので、気分的には1/3が過ぎたところでしょうか。

ツール一年生のメカニック、カチョロくんは隙をみて寝ています。
初めての時はペースを掴むのが大変です。


明日はピレネーステージ初日。マイヨジョーヌに袖を通すのは、どの選手でしょうか。

2011/07/12

変な天気と多い落車。


いや〜今日も変な天気です。
スタート時にはヒョウが降り、後に急速に回復。
写真は今年ツール初出走の若手、ゴルカ。


一方、ベテランのエゴイとは数日前「日本人はなぜ太っている人が少ないのか」
という質問を受けました。普段はとてもフランクな人柄です。

レース前に集中力を高めるタイプの選手です。


ここのところ調子が良さそうだったので、このツールで期待していましたが・・・
落車してしまいました。


いや、傷もさることながら、ハンドルバーも痛々しいです。

2011/07/11

休息日


ツールが始まって約一週間。今日は1回目の休息日となりました。

午前中は、エウスカルテルチームの練習について行きました。



小一時間のトレーニングでしたが、心地よい陽気で眠気を誘います。



途中で地元の愛好者が合流。選手と会話を楽しみながら走ります。



昼食のあと、ちょっとシエスタ。

夕方前には、毎日欠かさず行っているマッサージ。



選手の脚も走行距離が伸びるにつれて絞れてきました。



いつもと違い、チームはリラックスした一日を過ごせたようです。

2011/07/10

明日は休息日♪


フランスの中央部を南下していくと、次第にひまわり畑が増えてきます。

今日のステージの前半も残念ながら雨模様でしたが、一面に咲き誇っていました。



さて、今日は総合成績が入れ替わりましたね。今年のツールの出発地点、

ヴァンデ県に拠点を置くチームのエースがマイヨジョーヌに袖を通しました。

やっぱりフランス人が活躍すると沿道の観客も盛り上がります。


そして、昨日紹介したアメツ・チュルカ選手が落車によりリタイアしました。

チームは9人から7人体制です。

去年のツールでも怪我によるリタイアだったので、残念。。。


明日のツールは休息日です。

・・・といっても、撮影はしますけどね。

2011/07/09

出走前・・・


アメツ・チュルカ選手、宿題してます・・・って、わけではないです。
今日のステージのスプリント地点や山岳のピークなどをメモってます。


こんな感じでステムにペタッと貼ります。


準備完了までサインを貰おうとしている子供が行儀良く待ってます。

2011/07/08

ツールが南下し始めました。


今日はシャッターを切るときだけ晴れてくれました。

24時間耐久レースでお馴染みの街、ル・マンをスタート。
今日からピレネーステージに向けて、ツールが南下していきます。


ひまわり畑。バカンスでツールを楽しんでいる人。
今日はツール日和でしたね。

写真展示してます。


ツール期間中、2箇所のイベントで私の写真が見られます。


1カ所目は・・・


南青山にある、OVE


http://www.ove-web.com/

http://ove-life.seesaa.net/article/212199825.html



ここでは、1997年から2002年ぐらいに撮影した写真がバックライトを

使って展示。それとツールを通して、夏のフランスを感じて頂けるように、

今回の期間中に撮影した写真を数回に分けて転送し、展示しています。



2カ所目は・・・

神宮前にある、Rapha Cycle Club Tokyo


http://web.me.com/daisuke.yano/filechute/RAPHA-PressRelease_CycleClubTokyo.pdf


ここでは、昨年制作した写真集『S』よりツールの写真展示と、

今年のコース最大の目玉となるガリビエ峠の写真を展示しています。


また、期間中に撮影した今年のツールも展示しています。


Rouleur Magazineや、同誌のPhoto Annualにも登場した、自主制作による

写真集の即売もしてますので、是非ご覧下さい。

2011/07/07

お天道様は


スタート地点には沢山の観客が来ました。



ただ、今日もお天道様のご機嫌は良くなかったみたいです。

世界遺産のモン・サンミッシェルを望む地点では曇り・・・。



その後、厳しい雷雨だったり・・・

急速に天気回復したり。


でも、その後、また雷雨だったんですけどね。

レースが終了する頃には、遠くの空に虹が見えました。


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さて、今日はエウスカルテルチームにドクターが合流しました。


開口一番「フレッチャ!(私のニックネーム)日本は大丈夫か?」

「家族や友人はみんな元気か?」と。


こちらに来てからというもの、チームスタッフや同業者のカメラマンから、

同じ質問をされています。なかには「フクシマ」という地名をも明確に言える人もいます。


ツール出発前に、馴染みのライターさんから「被災地に行ってきた。ボランティア

としての配属先が、瓦礫とともに見つかった写真を整理しているところだった」


「拾得物の保管期間の問題で、写真を一枚一枚複写してデータ化しているけど、

2万枚あるので、効率いい残し方教えて」と相談を受けました。


そのタイミングで被災地に出向くことが出来ない私は、最終的に連続給紙が出来る

スキャナーと、データが増大しても問題無いよう2TBの外付けハードディスク。

老婆心ながらコンセントの需要が増えると思うので、ケーブルタップの計3点を

通販サイトから直接、被災地でボランティア活動している団体に寄贈しました。


その後、その話に共感してくれた、別のライターさんも有り難いことに、

違うタイプのスキャナーを被災地に送ってくれました。


いまだ、人出が足りない中、地道に活動を続ける彼らに敬意を表するとともに、

もし、本ブログをお読みの方で力になりたいと思われる方がいたらご連絡ください。


ツールの現場でも、日本を気にしてくれている人が沢山います。