2010/09/23

2832ショット

時差ボケがひどい。
頭がボーッとしたなか、ヴェルタの期間中に撮影した写真データの整理。


合計2832ショット。まずは、ここから2,3度振り落としをして、3割弱ぐらいまで絞り込み。

まだまだ時間がかかりますね。

2010/09/20

最終日

スペインの日曜の朝はゆっくりだ。最終日ということもあって、チームの朝食時間も遅めの9:30だった。いつもより、1時間以上遅い。


朝食後も、出発までゆっくりできるので、選手もホテルのロビーでくつろいでいた。



『フレッチャ。今日が最後だね。僕たちは今晩バスクに帰るけど、君はいつかえるの?』そんな会話を交わした。

今回のレースでは、エウスカルテルチームと共に、天国と地獄を味わった。

チームリーダーのイゴール・アントンの暫定首位。
そして、首位のまま怪我による棄権。

それによって、新しく活躍の場が出来たミケル・ニエベの区間優勝。


区間優勝してからというもの、毎日多くのファンがサインを求めて列をなしていた。まさに、新しいスターが誕生した瞬間に立ち会った。

チームのエースにアクシデントがあったとき、スタッフのひとりが言った『これが人生』という言葉。

笑って、泣いて・・・でも最後に大きく笑った。
まさに、その言葉の表裏を見たような気がする。



レースが終わると、その日のうちに彼らの故郷、バスク地方に戻った。
今頃は、家族と共に過ごしているだろう。

・・・そうそう。
ひとつご報告。

今回のヴェルタ期間中に、エウスカルテル・エウスカディのチームオーナーのミゲール・マダリアガから、こんな言葉を貰った。

『フレッチャ。来年はツールとヴェルタ。7月と9月は我々と一緒に過ごして、写真を撮りに来るんだぞ』と。

スペインのバスク地方という、ごく限られたエリアだけの選手とスタッフだけで構成されたチームに、ひとりの日本人が同行した。

不思議なくらい、自然に共同生活をしていた。

選手もチームも、そしてオーナーも。
いつも快く迎えてくれてありがとう。

そんな気持ちでいっぱいだ。


2010/09/19

最終日前日の苦闘

今日はマドリッド郊外の山々を巡る山岳ステージ。
最後は最大斜度20%の坂を登って、標高2200m超にゴール。

吐く息が白いことから、山頂付近は 10℃を下回っていただろう。
道というより、スキー場の作業道。雨が降らなかっただけマシだけど、霧でかなり視界が悪かった。

登りが得意な選手でも、顔を歪める激坂。

2010/09/18

トレドへ

マドリッドの南西に位置するトレドにゴール。

途中数カ所写真を撮って、前日考えていたとおり、トレドの町が見渡せるポイントで撮影準備。・・・が、意外と撮影ポイントがない。

これまで、トレドに数回来たことがあるし、どんな道だったかは十分把握していたつもりだけど、想像以上に下草が多い。

下草をかき分けて撮影ポイントを開拓するけど、ジーンズに雑草のイガイガが!

自分でいうのもなんだけど、天気も悪かったし、痛い思いした割には、写真微妙(笑


2010/09/17

ヴェルタも終わりに近づいてます

バリャドリードからサラマンカへのステージ。
道すがらポルトガルまで157kmという表示があった。

だいぶ西に来たもんだ。

休息日、そして個人タイムトライアルを経て、残すは4日。
スタート前の選手たちは、だいぶリラックスムードだ。

明日は日本人観光客に馴染みのある、トレドにゴール。
トレドの旧市街を背景に写真が撮れたらいいなぁ。






2010/09/16

インドゥライン

タイムトライアルの一日。
今日は、ほぼ無風で暑かった。

写真の左は、ミゲル・インドゥライン。
僕が中学生から高校生にかけて、ツールで5連覇した偉大な選手だ。

エウスカルテルの本拠地、バスク地方の出身なので、選手を激励に訪れた。

ちなみに、左から2番目は、ミゲル・マダリアガ。
チームの総監督(オーナー)で、今回のヴェルタに僕を招聘してくれた、チームのお父さん的存在。いつも、笑顔だ。


2010/09/15

鍛え抜かれた脚

今日はマッサージのシーンを撮らせて貰った。
窓から鋭く射す西日が、研ぎ澄まされたふくらはぎを照らしていた。


2010/09/14

チームに幸運が!

エースを失った、エウスカルテル・エウスカディチーム。

もうヴェルタは終わった・・・。
そんな空気も漂っていたけれど、今日のステージで一矢を報いた。

ヴェルタ初参戦のニエベがプロ初勝利!
みんなに笑顔が戻った!


ニエベを牽引していたチュルカが、そしてチームメイトが笑顔で出迎える。
ゴール後の長距離移動で、夕食時間も遅くなったけど、いままでの疲れを吹き飛ばす祝福の乾杯!

本来の明るいチームが戻ってきた。




2010/09/13

雨の一日

ここ数日、よい天気がつづいていたけど、今日は一日雨。

海沿いの景色はすべて鉛色。

やっぱりスペインには太陽が似合うはず。




2010/09/12

無念・・・

帯同撮影させてもらってる、エウスカルテルチームに不幸が・・・

暫定首位のイゴール・アントンが、ゴール間際で落車。
そのまま、病院へ直行。そして、帰宅。

これを書いている20分前に別れの挨拶をした。
右腕は骨折の疑い。
痛々しい、傷だらけの左手で握手。

レース監督のイゴール・ゴンザレス・ガルデアノは、空を見上げていた。
2005年までツールをはじめ、メジャーレースを走っていた選手だからこそ、この悔しさが身にしみてわかるのだろう。

僕もスタッフと肩をたたき合い、ため息。

スタッフのひとりが言っていた。
『これも人生だね・・・』と。


2010/09/11

ブルゴスへの道

今日はエウスカルテルチームの本拠地、バスク地方にほど近いブルゴスへゴール。
週末も控えているから、チームメイトの家族や友人が応援に駆けつけてました。

ホテルに戻ると『わ〜ださ〜ん!』と声が。
僕の知人も来てました。

異国の地での再会って、感激もひとしお。


2010/09/10

そういえば!

ホテルや食事は、お世話になっているエウスカルテルチームと一緒だけど、レース中はひとりでスペインの大地を駆け回ってます。

なので、ヴェルタの移動は、クルマ。

今回はこんな車、借りました。予約とは違うけど・・・(笑


やっぱりスペインの空は広い

飛行機関連でのトラブルをすべて克服して、いざヴェルタへ合流。

ん〜スペインの空は、いつ来ても広いよ。
空の広さなんかどこも同じだけど、そう感じる。

さらなる不幸・・・

早朝、アンドラの山道を駆け下りて、3時間ほどドライブ。
なぜ?ロストバゲージした荷物をピックアップするために・・・

『ホテルに荷物送りますよ』とは言われたものの、毎日移動しているヴェルタ期間中に、それは危険なので、わざわざ取りに戻る訳。

空港の職員が向こうから自分のスーツケースを持ってくる。

『ん??なんか変。バッグが傾いている!』

・・・なんと4輪あるうちのホイールが1つとれているよ。
フライトキャンセル→ロストバゲージ→スーツケース破損(←いまココ)

なんで、わざわざ高い飛行機代払って、この仕打ち。

空港のカウンターで破損証明書を貰う。(涙

奇跡が!

ゴール地点でチームスタッフのハスース(プレス担当)とアルセ(マッサージャー)に再会。5週間ぶりとはいえ、お互い妙にうれしい。

レースも終わりに近いから、挨拶もほどほどに、ゴールラインでカメラを構えてると、帯同させてもらってるエウスカルテルチームのイゴール・アントンがアタック!とアナウンス。


ヴェルタに合流した初日に、チームが区間優勝と暫定首位の奪還!

まさに、奇跡!

その晩、エウスカルテルの家族(選手とスタッフ)と改めて再会を喜んだ。
シャンパン片手に、『勝利とフレッチャ(僕の愛称)が戻ってきたことに乾杯〜!』と。

本当にいい家族。感謝。感激。

なぜアンドラへいくの?

アンドラってご存じ?
スペインとフランスに挟まれた小さな国ですよ。
冬場はスキー。夏場は避暑地です。

ヴェルタもツール・ド・フランスも、よくこの国を通るけど、そんなことが無い限り、なかなか日本から訪れることないよね。

今日のゴールは、アンドラの街中から、さらに北上。ピレネー山脈に突き当たった、標高1900mがゴール。

ロスバケのおかげで着るものがなく、半袖ではサムい!

そもそも、5年ぶりとなるヴェルタにやってきたのは、ここ3年間ツール・ド・フランスで帯同撮影させてもらってる、スペインのチーム、エウスカルテル・エウスカディのお父さん(総監督)のひと言でやってきた訳。

ツールの最終日『ヴェルタに来ないか?』と訊かれ、その場の空気で『行きます!』と答えたことに始まる訳だけど、それにしても、苦行の旅。

2010/09/09

いざスペインへ!・・・が

7:40発バルセロナ行きに搭乗。
1時間半のフライトで、空港に到着。ここまでは、よかった。

話が長くなるので、手短にこの後の顛末を。


!!!!!ロストバゲージ!!!!!


『えっ?私なにか悪いことしました?』そんな感じ。
昨晩、知人にロスバケになるかもね・・・って言っていた予言が的中!
今まで、フランス経由スペイン入りは、真っ当に入国出来たためしがないからね。


本来のスケジュールなら、今朝はバルセロナ近郊からスタートだったので、サクッと撮影開始できるかと思ったけど、巻き返しできないよ。この調子じゃ。

・・・ゴールのアンドラへ直行〜

2010/09/08

で・・・到着?

スペインへのフライトは、直行便がないので、パリ経由で目指します。

で、ほどなくパリに到着したんですが・・・ストライキ(デタ!
しかも『今年最大!!』だってさ。

まぁ、フランスはストライキ多いから、辛抱してバルセロナ行きの乗り換えへ・・・
そしたら、今度は不審物処理騒ぎ。乗り換えの手荷物検査が大混雑〜!

列にならんでいると『ぴ〜』ってホイッスルの音が聞こえたと思ったら、こんどは『ドカン!』という爆発音!一体どうなってるんだ!

もう、この段階で結構くたびれたんですがね。。。
さらに、追い打ちが。。。


フライトキャンセル!


ついてないね。
ホントはバルセロナにいるハズなんですがね。いま。パリ。(涙

2010/09/06

気まぐれで・・・

ホント気まぐれでブログ始めました。

5年ぶりのスペイン一周自転車レース『ヴエルタ・ア・エスパーニャ』の撮影を期に、気まぐれ更新です。